Writing desk and Conference chair
Ole Wanscher
Fritz Hansen Denmark 1943

デンマーク王立アカデミー家具科の教授を務めたデザイナー、オーレ・ヴァンシャーによって、1943年に発表されたライティングデスクとアームチェアのセットで、フリッツ・ハンセン社よって作られています。

かつて長年にわたり情報発信の場として一時代を築いたコペンハーゲンのデザインショップ「デン・パーマネンテ」(Den Permanente 1931-80) に於いて、1943年に行なわれた”Danish Walnut 展”に出品されたモデルです。
古典様式に柔らかさをミックスしたようなデザインで、胡桃材の持つ魅力を生かし、天然木の温もりを感じながらも気品あるデザインにまとめられ、真鍮を用いた金具が全体を引き締めています。
付属するアームチェアも、丸みを帯びた彫刻的な肘や背もたれ等が特徴的で、座面にはオリジナルと思われる濃紺色を配した皮革を用いている辺りも興味深いです。

この頃のデンマーク製品に用いられた胡桃材は、1950年代以降に作られた家具などに見る材とはあきらかに異なるようで、材の種類や原産国などが現在の生産国とは異なるのでしょう。
明瞭に木目文様が現れ深い光沢があり、多彩です。

ライティングデスク：w-148cm、d-74cm、h-73.5cm
アームチェア：w-65cm、d-59cm、h-89cm、sh-45cm
price: SOLD
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