デンマーク王立芸術アカデミー家具科の教授をつとめた家具デザイナーのオーレ・ヴァンシャーによる応接シリーズ“Senator”（上院議員の意）です。
1951年発表、安心感のある骨格に優美な曲線を有したモデルで、当時人気を博し、数多く生産されたようです。
フレームにはステインされたマホガニー材を用いており、ファブリックは生成り色のウール系平織り生地が用いられています。
ファブリックは当時のオリジナルですが、クッションから一旦剥がしてクリーニングを施しました。
内部のクッションにはコイルスプリングが内包されており、へたりも無く、座り心地の良い椅子です。
座面下のウエビングには経年劣化が見られたので交換しております。
フレーム、特にアームの表面に若干の退色が見られ、木部の色調が薄くなっている箇所も見られますが、却って木目が引き立って見応えがあるようです。
座面の裏側の一部にほつれを繕った箇所がありますが、裏側なので普段使いでは見えない所に隠れます。

material: Mahogany, Wool fabric
size: w-68, d-75, h-81, sh-42
price:  SOLD
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